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日曜散歩

ども、おはようです。日曜ですね。自粛ムードの週末ですが、私は、別にいつもと変わらないのでいつも通りの生活してるだけですが、最近は本を読んだりすることが多いかな。どういうジャンルかというと、実は恋愛小説が多いのだけど、まあ、恋愛だけに焦点を当てたものというよりは、人間の心理を分析するような、そんな系統の恋愛小説が好きですね~


で、今回読んだのが「ナラタージュ」。以前も何回かブログで書いた作品ですね。先にDVDでみたのですが、レビューを読むと小説の方がリアルだと書いてあったので、じゃ、そっちも読まねばと思ってね。メルカリで見つけたので注文して、2日ぐらいで読み終えましたけど、やっぱり、小説の方がよかったですねw


映画の方はちょっと脚色されてるというか、エロティックな部分を誇張してるような感じがしましたね。まあ、エンタメだし、恋人と見に行って盛り上がるようにみたいな目的もあったのかもしれないけど、原作の方はそういうのよりもっとピュアな感じでしたね。


やっぱり、心の動きというか、色んな人の気持ちとかが丁寧に描いてあって、ああ、これは映画では割愛されてたんだなと、これは原作読まないと分からないなと思いました。映画だけみて、分かったつもりでいたんだけど、ちょっとうがりすぎだったなと反省しましたけどね。


でも、見る人によって色々解釈が違ってくるもんだなと思いますね。なので、映画も悪くはないけど、この作品の本当に言いたい事みたいなのは原作の方がより伝わってくる感じです。おススメ?うむw



               


             (寂しそうだね、、どうしたの?)




では、ネタバレトークです(*‘∀‘)


小野君とか、映画とかだとサイコパスぽく描かれてるんだけど、小説ではそこまでではなくて、普通のリーマンタイプというか、見た目よし、頭よし、家柄よし、という理想的な男性として描かれてるんだけどね。


でも、ちょっとサドぽい傾向はあるんだよね。心のどこかで自分の利益と他人の利益を秤にかけて計っているようなさ。そんな冷たい感じのイケメンって感じなんだよね。DVとかもやっちゃいそうな感じだけど、現実のイケメンさんてそんなんなのかな?w


逆に、葉山先生は、人道的な心を持った人って感じだね。あまりリーマンには向かないようなとっぽい感じはあるんだけど、情がある人だなって思ったけどね。困ってる人や悩んでる人をみるとほっとけないタイプというか、泉さんもそういうとこに惹かれたんじゃないかな。てことは、やっぱり相手の中身をちゃんと見ていたということなわけで、そういうとこは映画ではあまり伝わってこなかったな~


ただ、この作品が発表されたのが2005年で、15年も前なので、セックスに対する理解というか、女性に対する理解というのも保守的な時代だったのかな、彼は、泉さんの性愛を拒んでるようなところがあったよね。


女として魅力を感じてないのかな?とも思ったんだけど、そうじゃなくて、たぶんだけど、彼を見てると性愛が汚いものと思い込んでいるように感じたんだよね。最後らへんに濡れ場が描かれてるんだけど、あんまり楽しんでないというかw


これでよかったのかい?綺麗な君を汚すことが正しかったのかい?みたいな変なこと言ってましたからね。


いや、汚くなんかないでしょ。それが普通というか、それが愛なんだから、もっと抱きしめて、もっと愛撫して、深く深く愛してあげてよって感じがしたけどね。まあ、真面目なキャラやったんやろな、葉山せんせ。


でも、泉さんもそういうとこ好きやったんやろね。まじめで、思いやりがあって、とっぽいけど、秤にかけたりしない。世知辛い世の中だからね。そんな人に出会えるチャンスははそうはないんだろうね。


でも、あの濡れ場のシーンは、すごく大事なシーンだったのに、映画ではすっとばされてましたね~。やっぱり、映画と原作では別物になっちゃうんだろうね。映画はエンタメだし、仕方ないのかな。


では、最後に、この本に呼ばれた気がしたとても感動的な部分をピックアップw




「約束する。僕は君の全く知らない場所で幸せになる。だから君も約束してくれ。僕が去った後も無事でいる事を。塚本のように一人で苦しんだまま、いきなりこの世からいなくなることだけは絶対にしないでくれ。そのために僕の事を嫌っても軽蔑してもかまわない、だから、約束してほしいんだ」




愛をありがとう、葉山せんせ(*^-^*)(*´ε`*)


ナラタージュ




Schubert - Ave Maria


でも、意外だったのは90年代の洋楽邦楽が登場してたことかな。ニルヴァーナとかもでてきてたし、ニールヤングもね。音楽好きな方やったんやろね。

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