自分らしく生きられたら

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井戸

「首つり屋敷」に関する記述。長いので端折りますが、最初に住んだ方は旧日本軍の士官だったそうで、敵地で悪事を働いたという噂もある。死因は早とちりによる自殺だったらしい。


次に住んだ方は、女優さんらしく、屋敷に住むようになって目を悪くして、それが原因で俳優業を断念する事になり不幸な最後を遂げてしまったらしい。


3番目が「宮脇家」。お金持ち系の方だったらしい。絵にかいたような幸せな家庭だったらしいが、事業に失敗して夜逃げ同然に失踪。最後は悲惨な最後を迎えることになる。


ん~これだけ連ねるといかにも「呪われた家」という感じはするけど、しかし、それぞれのケースには共通した原因はない。この家が原因となった不幸ではないというのは分かるよね。


もし、この家に不幸の原因があるのだとすれば、例えば、その家の水が汚染されていて、それが原因で病気になったとかね。そういうのであれば、呪われてるとも思えるけど、それぞれのケースは全く別々の原因だったわけだから、因果関係は薄いと思う。


では、何故不幸な結末になってしまったのだろう?なんとなくだけど、共通点があるとすれば「井戸」が涸れてしまったという事かもしれない。井戸とは、人間の欲望みたいなもの。その人が本当に渇望するもの。


でも、普通の人は、そういうものに気づかないのかもしれない。あるいは、気づいていても見ないようにしているのかもしれない。井戸に蓋をして、その存在を抹消しているのかもしれない。


そして、形式的で、みんなが羨むようなステータスだけを追い求める。それがこういう1等地の家だったのかもしれないですね。けど、ステータスだけでは心は満たされなかったんでしょうね。結局そんなものは、自分が求めてる本当の幸せとは全く別の物だったわけだから。



「どちらがいいどちらが悪いという種類のものではない。流れに逆らうことなく、上にいくときは上に行き、下に行くべきときは下に行く。上に行くべきときは、いちばん高い塔をみつけてそのてっぺんに登ればよろしい。下に行くべきときには、いちばん深い井戸をみつけてその底に下りればよろしい。」
「流れのないときには、じっとしておればよろしい。流れにさからえばすべては涸れる。すべてが涸れればこの世は闇だ」



流れに逆らえば全ては涸れる。そしてすべてが涸れればこの世は闇となる、、井戸の存在に気付かず、流れに逆らい水が涸れてしまったが故の悲劇、不幸だっということかもしないね。


結局、怨霊なんていなかったんだろう。「ディアトロフ事件」みたいに、宇宙人も、陰謀も、そんなのは全くの思い込みだったんだよ。本当の原因は現実に起こりうる範囲のものであって、それを解明できるのは徹底した現実主義のみ、、すべてが涸れればこの世は闇って事ですね。


              

        (「葬られし心」それが幽霊なのかもしれない、、)



でもさ、人間とは心なしには生きられない生き物みたいですね。心か、、でも、心についても人類はきっとあまり知らないのかもしれない。心がどこにあるのかとか、どういうものなのかとかね。科学で説明しようとすれば、それは脳の中にあるもの、ということになる。でも、なんだか納得できるようなできないような説明だけどね。


ところで、じゃ、自分の家はどうなんだろうと考えてみたんだけど、風水的には別にこれといった問題があるようには思えなかった。風水学では運気が悪くなる家とか、土地の形とかがあるらしいんだけど、実家に関してはそんな感じはしなかった。


おそらく、家ではなく土地というか、社会の問題なのかもしれないと思う。ケースバイケースで原因を考えていくと、共通点として浮かんできたのが「結婚の失敗」という点だったな。


親の代、親の親の代にまでさかのぼる、あまり祝福されなかった婚姻が不幸の起点になっているような気がしなくもない。結婚と恋愛は違うという。その通りだ。恋愛には第三者は関係しない。当人同士の問題にすぎない。でも、結婚は違う。


あれは家と家との結びつきみたいなもの。社会的な意義の方が強い。だから、祝福されない結婚は不幸になりやすく、あとあと色んな悲劇を招くのかもしれないな。


そしてもっと、その原因を遡っていくとね、この社会が近親的マトリックスだったというのが大きいんじゃないかなと思うんだよ。まあ、村社会にはよくある問題なんだけど、血が近い者同士が結婚をしてしまうとあまりいい子が生まれてこないというやつね。


まあ、確かに早死にしてしまった知り合いは問題を抱えてる方が多かったからね。もっと外の世界に可能性を見出していれば、運命は変わっていたかもしれないなとは思う。


そして、自分が家人と違和感があるというのは、そのせいなのかもしれない。自分にはこのマトリックスから外にでて可能性を見出す役割があるのかもしれないなと。


まあ、村は村でいいんだろうさ。そういう社会でしか生きられない人も大勢いるってことだろうし、でも、そんな村を変えていこうぜ、なんていう奴は村人にとっちゃ都合の悪い存在だったんだろう。だから、追放されたんだろうねw


おそらく、自分の井戸を封印して、システムに隷属すれば、それなりに幸せになれるのかもしれない。あるいはみんなそうしているのかもしれないが、、


でも、私は、心なしには生きられないかな。だから、心と社会とが釣り合うところがあるといいのかもしれないね、、


はい、長々と週末の考え事タイムでしたが、長いのでこの辺で。では、よい週末をお過ごしください('ω')ノ


じゃね~



Paul McCartney - The Long And Winding Road


シンプルな弾き語りだけど、心に響く感じだね。今夜は、この曲でも弾き語って悲しみを忘れとしますか?w

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