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和声分解理論('ω')?

ども、今日は暖かかったですね。ネットニュースの気温表示だと18℃となってましたからね。春めいていてポカポカな一日でした。


さて、暖かい師走の天気とは関係あるかどうかわかりませんが、今日は面白いコードについてメモしておきましょう。面白いコードとは、次のようなやつです。


「メジャーセブンス」と「マイナーナインス」。


別に珍しくもない、よくある、よく使われるコードなのですが、ちょっとボイシングのコツがあって普通の4声のコードとは違うんですよね。例えば、CM7の場合は、


「C(ルート)+Em7」という感じで押さえるんです。


Cm9の場合は、


「C(ルート)+E♭M7」という感じでおさえます。


なので、実際には4声の和音というより5声の和音に近い響きになるんですが、とても魅惑的な和音になんですよね。ボイシングもやりやすいし、フレーズを作るときにも使えるというとても便利なコードなんですよね。


どちらも、元のコードの二番目の音から4声の和音を作ればいいという感じで覚えておけば、すぐ使えると思います。


これの何が面白いかというと、コード進行がかなり自由に組み立てられることですかね。普通はある程度パターンが決まってくるコード進行なんですけど、このコードならどういう進み方をしてもそれなりに聞こえるという謎現象があるんですw


「イパネマの娘」って曲がありますが、あれってなんかM7を適当に平行移動してるような感じするじゃないすか、同じように、m9も平行移動してコード進行作ってもそれっぽく聞こえるんですよね。


           

               (アラベスク模様?)



無調性とまではいかないまでも、かなり無理矢理なコード進行でも聞かせられるというのは面白いですよね。だから、例えば、CM7→C#M7→DM7→EM7とか半音で動かしてもいいし、ずっと2度ずつ移動していってもいい。


カノン進行みたいな起承転結感はないのですが、無限にありうるコード進行のパターンというのは面白いですし、色んなキーに慣れるための練習にも使えて有益だと思います。


おそらくですが、和音というのは4声以上の構成になると、調整が曖昧になるんじゃないかなと思います。実際、CM7というコードなんか聞いてるとわかるけど、キーがよくわからない。Cのようにもとれるし、Gのようにもとれる。


どっちのキーも含んでいるように感じられるんですよね。だから、コード進行の縛りみたいなのが薄くて、どう進行してもあまり違和感はなく聞こえるんだろうと思います。加えてこのボイシングで弾くと、実際には5声の和音になっているので、調整はかなり曖昧になるんですよね。だから、どう動いても違和感は感じにくくなる。


ちょっと、知ったかぶりな事言いますけど、これって「ドビュッシー」さんとかがやってたようなアイディアに似てる気がします。和音を分解してキーを曖昧にすることで、転調をしやすくして自由に表現の幅を広げるというアイディアね。


モードジャズとも似てるかもしれないけど、そんな専門に学んだことはないので知ったかぶりのですがw コード進行に縛られないでもっと自由に、無限にある音楽の可能性を試してみたいと思う人には面白いアイディアだと思います。


まあ、やってみるとまだ、断片的で、自由なんだけど、たぶん、10曲ぐらい作っても、みんな同じような感じになっちゃいそうなんで、まだまだ、研究しなきゃいけないかなとは思うんですけどね~。


もっと研究が進んで、機能が曖昧なコードとそのコードパターンみたいなのが解析されれば、新しい音楽が作れるかもしれないすね。


じゃ、色々実験、サンプリング、ですね~('ω')ノ



ドビュッシー-アラベスク第1番 Debussy:ARABESQUE No.1


ちょっと、わかりにくいけど、あまりやりすぎなければ、もっとポップにまとめることはできそうな気がしますね。自由になりたい、けど、やりすぎるとついていけなくなってしまうw バランスが大事ですね。

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