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「7」

ラッキーセブン、じゃなくて、サイコホラー映画の傑作と言われている「セブン」という映画をみました。最初に見たのがテレビだったかな、あれからもう10年ぐらい経ったのだろうか。


最初見たときはグロい、エグイ、ホラー映画?ぐらいの印象だったけど、大人になって世の中が分かるようになってみてみるとこの映画の言いたかったこともなんとなくわかりますね。(ネタバレ込みなの注意w)


この映画は、ラストシーンが衝撃的という事で話題なのですが、改めてみてみると主人公ミルズ刑事の甘さというのも感じましたね。まず、どうしてこんな劣悪な世界に引っ越してきたのか?とか、不動産屋にも簡単に騙されて劣悪な物件を購入しているし、、


おまけに、家の中で中型犬放し飼いにしてるからね、、うーん、これはちょっと能天気過ぎるなと思ってしまったんですよね。半面奥様はとても良識的な女性で、この町が異常だという事に気づいている。


ベテラン刑事のサマセットに妊娠の事を相談するシーンは、見ていてとても切なくなりますね。その後のラストシーンも知ってると余計にね、、


でも、この映画は悪者が勝利して幕を閉じるという悪趣味の映画というわけではないんですよね。主人公の現実認識が甘すぎるし、正しい事をする側は負けないと思い込み過ぎている。実は、警察組織に裏切り者がいるという可能性も考えていない、、


最初見たときは気づかなかったんですが、どうしてミルズの住所が犯人にばれたの?というのが疑問なんですよね。このあまりにも予定通りに悪事が遂行されるのは単独犯だとはちょっと考えにくいですよね。となれば、内通者がいると考えるのが普通。


映画ではそうした裏の話はでてきませんが、ネットでは真犯人説は結構あるみたいですね。まあ、そうした部分はおいといても、このセブンの町、「ソドムとゴモラの町」とか言われてましたがw これがやっぱり悲劇の原因だろうなと思います。


治安が悪い、悪すぎるし、住民の意識も低すぎる。こういうのを阿修羅の世界とか言うんでしょうか?神なんてものはなく、正義なんてものはなく、邪悪が世界を支配しているようなそんな感じでしたよね。


そうした世界では、正しい事をする方というのが少数派になってしまうんでしょうね。だから、悲劇的なラストというのは作者の意図していた事なのかもしれません。この映画を見ていて思い出した事件もありました。「坂本弁護士一家殺害事件」というのがありましたが覚えてますでしょうか。これなんかこの映画とよく似ている事件でしたよね。


正義を守るべき人間が悪意的な組織に殺害されてしまうという悲劇です。でも、そのきっかけを作ったのはテレビ局の流した情報だったらしいです。今でこそ個人情報保護法という法律はありますが、そういうのがない世界では、簡単に暗殺者が、暗殺対象の住所氏名を入手できてしまうという状況だったんでしょうね。恐ろしい、、


色んな意味で、見ていて現代社会の闇の部分を描いた名作だなと思いました。自分の生まれた環境もこんな阿修羅界に近いものだったので、ああ、やっぱり俺は悪い星の下に生まれた人間だったんだなと思ってしまいましたがw


          

         (愛と平和と自由の時代よ、安らかに眠れ、、)



でも、今は自由に環境を変えていける時代です。クソみたいな環境に甘んじる必要なんて微塵もありません。住みやすい社会に転生していけばいいだけの話でしょう。折しもネット時代なのだから、情報で遅れをとることもないでしょうからね。


阿修羅の世界なんて誰も住みたいとは思わないし、子供だって生まれて来ないでしょう。関わらない方が一番です。大事なのは、次に続く世代が生きやすくしてあげることかな。人生の良し悪しはほぼ「環境」で決まるような感じだからねw


はい、というわけで、アメニティな未来をクリエイティブしていきましょう~('ω')ノ


じゃ、またね。



Eric Clapton & Steve Winwood - Little Wing


珍しいクラプトンさんの「リトルウィング」。クラプトンさんはギターの音色がまろやかな感じが印象的ですよね。リズムも割とはっきりしてるし、大人のロックって感じかなw


ん~、さよなら70年代って感じだね。

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